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登録セキスペは3年で8,282人が新しく登録したが、総数は4,820人しか増えていない

著者:SecBilly 公開 2026-09-21

情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)の登録者数を、IPA の公表値で7時点ぶん並べました。

総数は2023年4月の21,633人から、2026年4月の26,453人まで増えています。ただし同じ期間の新規登録者を足すと8,282人で、増加分と合いません。

差は3,462人です。新規登録者の41.8%にあたります。

この記事の要点

26,453登録者総数(2026-04)
8,2823年の新規登録
4,8203年の総数増加
3,462差(純減)

使った数字

使ったのは IPA の公表値だけです。

使ったのは四則演算だけです。割合は人数を母数で割って出しました。母数は表ごとに違うので、各表に書きました。

総数は3年で4,820人増えた

まず総数の推移です。

時点登録者総数
2023年4月21,633人
2023年10月21,727人
2024年4月22,692人
2024年10月22,845人
2025年4月23,751人
2025年10月24,937人
2026年4月26,453人

3年で 4,820人 増えています。右肩上がりです。

でも、新規を足すと合わない

同じ7時点の新規登録者数を並べます。

時点新規登録者総数の前期差消えた数(新規−増加)
2023年4月1,152人
2023年10月1,086人+94人992人
2024年4月1,345人+965人380人
2024年10月1,294人+153人1,141人
2025年4月1,173人+906人267人
2025年10月1,525人+1,186人339人
2026年4月1,859人+1,516人343人

2023年4月1日付の1,152人は、起点の総数21,633人にすでに含まれるので合計には入れていません。足すのは2023年10月以降の6回分です。

たとえば2023年10月。1,086人が新しく登録したのに、総数は 94人 しか増えていません。

2023年10月から2026年4月までの新規登録者は合計 8,282人。同じ期間の総数の増加は 4,820人

差は 3,462人 です。新規登録者の 41.8% にあたります。

消えた3,462人が何なのかは、この数字では分からない

ここから先は、公表値では決められません。

IPA のページには更新の案内があります。更新申請には「受講が義務付けられている講習4回(オンライン講習 3回、実践講習 1回)を全て修了している」ことが必要だと書かれています。

更新対象として案内されているのは「2024年4月1日、2021年4月1日、2018年4月1日登録の方」で、3年ごとの周期になっています。

この3つを、公表されている数字から分けることはできません。

言えるのは、新規登録者数と総数の増加が一致しないということだけです。差の3,462は、この3年の純減です。

なお、新規登録者8,282人のうちいちばん早い2023年10月1日登録の人でも、初回の更新期を迎えるのは2026年9月30日です。2026年4月1日の時点では、この8,282人はまだ1人も更新期に達していません。消えた3,462人はこの人たちではなく、それ以前に登録した人たちです。

この記事ではそこまでにします。

誰が持っているのか

2026年4月1日時点の内訳です。ただし表によって母数が違います。地域と年代は総数26,453人、業種だけ22,972人です。

住んでいる地域

地域人数割合
関東18,279人69.1%
近畿3,013人11.4%
中部・東海2,343人8.9%
九州・沖縄1,060人4.0%
東北607人2.3%
中国549人2.1%
北海道328人1.2%
四国266人1.0%
海外8人0.0%

関東だけで7割近くです。この資格を持っている人は、地理的にかなり偏っています。

勤務先の業種

この表だけ母数が違います。業種は登録申請時の「現状調査票」への記載を集計したもので、IPA の注釈に「回答は任意」とあります。集計されているのは22,972人分で、総数26,453人の86.8%です。残る3,481人は表に入っていません。また、申告は登録申請時のものなので、現在の勤務先とは限りません。

業種人数割合(22,972人あたり)
情報処理・提供サービス業8,324人36.2%
ソフトウェア業5,208人22.7%
製造業2,123人9.2%
運輸・通信業1,594人6.9%
サービス業1,102人4.8%
官公庁、公益団体1,099人4.8%
金融・保険業、不動産業909人4.0%
(上位7業種の小計)20,359人88.6%
表外の9業種+その他2,613人11.4%

上の2つで13,532人、回答した人の 58.9% です(総数26,453人に対しては51.2%)。IT を売る側に集中しています。自社のセキュリティを守る立場にあたる製造業は9.2%、金融・保険業、不動産業は4.0%でした。

年齢

年代人数割合
10代20人0.1%
20代2,227人8.4%
30代6,281人23.7%
40代9,398人35.5%
50代6,895人26.1%
60代1,588人6.0%
70代43人0.2%
80代1人0.0%

8区分の合計は26,453人です。40代と50代で 61.6% を占めます。20代は8.4%しかいません。

まとめ

この記事は自分の意見ではなく、公表されている数字を並べたものです。資格そのものをどう位置づけているかは、別の記事に書きました。

登録は半年ごとに公表されるので、次は2026年10月1日時点の数字が出ます。そのときに同じ引き算をして更新します。

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SecBilly

フルスタックエンジニアを約11年、そこから同じ会社で情報セキュリティへ1年3か月、 現在は GRC 専任(セキュリティ・GRC は通算3年10か月)。 情報処理安全確保支援士(RISS)を受験中です。勤務先は公開していません。

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